Gincoの歴史・沿革

概要
創業から現在に至るGincoの沿革について
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モバイルウォレットを祖業として創業(〜2018年)

株式会社Gincoは空前のビットコインブームに日本中が盛り上がる2017年12月に、京都大学の学生としてブロックチェーンに関するR&Dや書籍執筆による啓蒙活動に取り組んできた森川を中心に創業されました。

Gincoの祖業であるモバイルウォレットアプリ「Ginco」は、海外の取引所でハッキングが相次ぐ状況を踏まえ、P2Pの利用を前提とするブロックチェーン技術の本来の在り方との乖離やセキュリティ上のリスクが生じていることを問題視してローンチされたものです。

2018年の大規模な流出事件を契機にサービスが急速に普及し、ユーザー数60,000人、アプリ内流通総額300億円を達成する国内No.1のウォレットアプリに成長しました。

主な出来事

年度
月日
出来事
2016年
10月
代表・森川 夢佑斗がブロックチェーンのR&D事業を開始
2017年
12月
株式会社Ginco 創業
2018年
01月
Global Brainから第三者割当増資を発表
04月
日本初の複数ブロックチェーンに対応したウォレットアプリケーションの提供開始
09月
Tech in Asia 2018 Tokyoにてグランプリを、日経FIN/SUM & REG/SUMにてUK Awardを受賞

事業を多角化し、B2Bでのインフラ提供に注力(〜2020年)

国内で複数の流出事件が発生したことをきっかけに規制環境が変化したことで、Web3事業に取り組む企業側の負担改善を優先課題と認識しBtoB領域へ事業を拡大。

ウォレットアプリ等のインフラ構築で培った技術力を活かし、ブロックチェーンノードのフルマネージドサービスや暗号資産取引所向けの業務用ウォレットサービス「Ginco Enterprise Wallet」を提供開始する。

また、エンタープライズブロックチェーンの活用ノウハウを活かし、経済産業省が実施するブロックチェーン活用プログラム「J-LOD」に採択されました。

こうした実績や、ブロックチェーンインフラの重要性を評価され、2020年4月にはDBJキャピタルからの第三者割当増資を実施しています。

主な出来事

年度
月日
出来事
2019年
01月
事業者向けブロックチェーン活用ソリューションの提供開始
02月
Microsoft社と提携し、フルマネージブロックチェーンノードサービス「Ginco Node」の提供開始
02月
業務用暗号資産ウォレットサービス「Ginco Enterprise Wallet」の提供開始
07月
経済産業省が実施するブロックチェーン活用プログラム「J-LOD」に採択され実証実験を実施
2020年
04月
DBJキャピタルから第三者割当増資を発表

インフラとして信頼と実績を積み上げる(〜現在)

2020年に始まる暗号資産の価格高騰を追い風とし、暗号資産交換業者向けウォレット事業が急成長を遂げ、2021年には国内シェアトップとなりました。

また、NFTやセキュリティトークンといった様々なデジタルアセットを活用するユースケースにも対応し、インフラとしてのケイパビリティと実績を積み上げております。

年度
月日
出来事
2021年
08月
暗号資産交換業者向け業務用ウォレット「Ginco Enterprise Wallet」が国内シェアトップに
09月
NFTサービスの開発プラットフォーム「Ginco NFT Base」を提供開始し、楽曲作品NFTマーケットプレイス「.mura」をStudio ENTREと共同開発
11月
みやこキャピタル、DBJキャピタル、三菱UFJキャピタルから第三者割当増資を発表
2022年
03月
ミクシィ社の「DAZN Moment」で採用
07月
みずほ証券のセキュリティトークン実証実験に参加
10月
SBI VCT・SBI NFTのWeb3ウォレット共同開発
2023年
01月
Web3のインフラサービス全般をクラウドプラットフォーム「Web3 SaaS」として統合